精神科医もその中の1つです。
この記事では、非常勤の精神科医の求人状況や仕事内容、その待遇についてご紹介いたします。
当直の求人が多い
精神科医のニーズは全国的に高まっており、都市部・地方を問わず、求人数は増加傾向にあるようです。
各媒体に求人を掲載している医療施設の種類も豊富で、精神科が設置されている病院やメンタルクリニックが求人を出しています。
昨今社会問題となっている、若年層におけるうつ病や双極性障害といった気分障害や、適応障害やパニック障害といった不安障害の増加に対応するためにも、早急に医療資源を確保したいというのが実情のようです。
また非常勤求人の場合は、当直の求人が多い傾向にあります。
近年増加傾向にある、夜間の精神科救急に対応するためです。
常勤医師だけでは、夜間に発生する突発的な解離症状や自傷行為、向精神薬の過量服薬などに対応しきることは難しく、専門医や指定医を持っていない医師でも良いので雇用したいという医療施設は後を絶ちません。
専門医や精神保険指定医の資格を持っていると優遇されやすい
精神科は他科から転科してくる医師が多い診療科でしたので、以前は専門医や精神保健指定医の資格の有無が問われることはほとんどありませんでした。
しかし現在は精神保健指定医の需要が増加しているので、既に取得している医師は条件面での優遇を受けることができるでしょう。
特に日勤の定期非常勤求人の場合、身体拘束や隔離室管理、医療保護入院の判断を下すことができる指定医でなければ応募することができない案件も多いです。
精神科医の主な仕事内容とは
精神科医の仕事は、来院した患者のこころの病を診断し、適切な処置を施すことです。
精神障害や精神疾患、アルコールや薬物の依存症といった、患者が抱えている問題とその根本原因を問診から解明し、最も適した治療方法を探っていく必要があります。
症状の緩和を狙い、薬剤の処方を行うこともありますが、最終的には患者の強張りを解きほぐすお手伝いをすることが、最も重要な仕事と言えるでしょう。
非常勤の精神科医の給料
近年ニーズが高まっていることもあり、他の診療科よりも高額な時給が設定されていることが多いようです。
相場としては、時給10,000円を下回ることはまずないでしょう。
日給換算では100,000円以上の求人もあります。
また資格を取得している場合は、さらに高待遇が用意されているようですので、指定医の資格を取得してから求人を探されると良いのではないでしょうか。